分からないことは聞けばいい、でも…

あまり詳しくないSubjectの会議に出ているとよく内容が把握できないことがありますね。こんなときには欧米の社会ではためらわずに聞きなさいとよくいわれます。

  • そしてそれは本当だと思います。彼らは基本的には知らないことは聞いてあたりまえ、聞かずに知らないままにしておくことのほうが悪いという考え方をもっています。
  • ただし、あくまでも会議の進行をさえぎって聞くわけですから、それなりの礼儀は必要です。よくいきなり「What's XXX?」とぶっきらぼうに聞くシーンも見かけますが、あまりやりすぎるとさすがに迷惑がられます。あまりにわからなすぎるときは、会議が終わってから同僚クラスの外人に聞けばいいのです。ただ自分の意見であれば、会議中に言わないとなぜ言わなかったのかと逆に責められますので要注意。
  • また、Formalな会議などでは、一応「Excuse me. I hate to interrupt you but I am not very familiar with XXX, so…」とかなんとかいっとけば、相手はにこっとして「Sure, XXX means….」と説明してくれます。
  • よく英語は敬語が無いから楽だ、などという人がいますが大間違いですので念のため。中級程度の人に多い発言です。相手も人間です。ただ思ったことは言わないと伝わりにくいLow context人種なので、悪いなと思ったら「悪いのですが、」と頭に付ければ言いだけのことなのです。
  • むつかしいのは、日本人は「悪いな」と思うことでも欧米では「悪いと思わなくていい」ことだったりすることもあるので、そんなときには「Oh, you don't have to be sorry…」などといわれたりもします。難しいものですね。私はこういうときには日本ではこれは悪いと感じることなんですよ、と付け加えることにしています。